乳糖不耐症になる割合

乳糖不耐症は世界的にみて、どのくらいの割合で対象者がいるのでしょうか?
一説によると、全世界でなんと8割前後の人が、この乳糖不耐症になる可能性があるそうです。ただし、地域差が大きく、乳製品で有名な地域、例えば北欧などは、その比率は1割とか2割以下だと言われていますが、我々アジア地方の人は実に7割以上、地域によっては8割とか9割の人が、乳糖不耐症になる要素を抱え込んでいると言われています。
7割とか、8割とか、そういう比率で対象者がいるのであれば、さすがに乳糖不耐症を特別扱いするのではなく、そうでない人、つまり乳糖不耐症ではない人を分類分けした方が良いのではないかという意見もあるほどです。

ただ、ここで注意しておきたいのは、乳糖不耐症の要素を持っているといっても、子供の頃からの習慣で牛乳を飲み続けてきた場合、乳糖不耐症が発症しないケースも多々あるということ。
ですので、7割以上といっても、要素があるだけで、実感している人は、ほとんどいないのが実際だと思われます。
発症の傾向として多いのは、成人になってから発症したというケース。
親元を離れ、外食が多くなり、牛乳をほとんど飲まない生活が何年も続いた場合、ある日突然、下痢などの症状が出るという人がほとんどです。


【ちょっとマメ知識】
乳酸菌は乳糖などの糖類を分解するのが主な役目です。多くの人は、乳酸菌というと単一のものとして捉え がちですが、乳酸菌は多くの種類があります。乳酸菌は善玉菌のひとつに分類され、有名なビフィズス菌も 乳酸菌のひとつです。





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