コンビニの防犯
コンビニ詐欺
ここでは、コンビニ詐欺の主な事例をご紹介します。「本部の者だが、クレームの示談金が必要になったので、売上金○○万円を持ってきて欲しい。」
といった内容の詐欺が過去に何回も発生しています。
もちろん、実際にはもうちょっと手が込んでいて、
犯人Aがクレーム役で店にクレームの電話をかけ、
「お宅で買った商品を食べたら体調が悪くなった。どうしてくれるんだ!」
と凄み、犯人Bが直後に本部社員を名乗って電話をかけ、
「さっき、お客さんからクレームの電話があったが、ちょっとまずいことになりそうなので、念のために示談金を用意する必要がある云々・・・」
と店員に指示し、売上金を騙し取るという手口です。
似たような手口としては、
「オーナーが事故をした。現金が必要なので、大至急、□□□まで、○○万円持ってきてくれ。」
といったものもあります。
他にもいろいろ手口があると思いますが、この手の詐欺は、とにかく急がせてあせらせようと、いろいろとプレッシャーをかけてくるのが特徴です。
【対策】
どこの本部も、加盟店のことはすべてSVか、その上司を通じて話が進められます。
SVでもその上司でもない人が加盟店に直接連絡を取るというのはまずありません。
(事務系の本部スタッフから「○○の書類が届いてないからメール便で送ってくれ。」といった類の連絡はたまにありますが、金銭の移動を指示するようなことは絶対にありません。)
担当SV以外の人間が、本部の者だと名乗ってきたら、これは疑ってかかるべきで、本部に電話して事実確認を行なうことでほぼ100%、この手の詐欺は防げます。
また、直接店に来店してきているのなら、名刺、名札、社章などで本当に本部の人間かを確認しましょう。
もし、あなたがオーナーや店長の立場にないなら、まずはオーナー、店長に連絡するのが先決です。
拾った雑誌などを返品してくれと言ってくる。
これもよくある話です。
拾ったものや、ひどい場合になると万引きした商品を返品しようとしてきます。
【対策】
レシートなどでの確認をしようとしても、現実問題として、レシートをもれなく渡している店は皆無に等しく、「もらってない。」と言われたらそれまでです。
普通の商品なら購入日時をお客さんに確認することで、レジなり、ストコンなりで販売データの確認が可能です。お客さんが「買った」と言っている日時に、その商品が本当に売れているなら、返品を受けるのもアリです。
また、雑誌の返品要求の場合、
「雑誌は読んだら終わりなので、買われた直後の返品以外は受け付けていません。」
というようなことをきちんと伝えてお断りをするのが一番良い方法です。(相当にクドクド言われますが・・・。)
タバコ自販機関連のクレームを言ってくる。
タバコ自動販売機を設置しているお店ではこれもよく聞く話です。
具体的なものとしては、
「お金を入れたのにタバコが出てこない。」
「お釣りが出てこない。」
などです。
これは、自販機の操作方法をよく知っている人であれば自販機のリモコンを操作すればある程度の確認はできますが、ほとんどの場合はそこまで知らされておらず、小額であるがゆえに言われるままお金なりタバコなりを渡してしまうようです。
【対策】
実際のところはどうなのか、事実確認をする必要があります。
自販機の操作ができる人が、リモコンで販売履歴や金銭の投入履歴を確認し、お客様の言っていることとの整合性をチェックします。
そういう人がいない場合は、お客さんの連絡先を聞いて、
「確認後、こちらから連絡する。」
という対応になります。
ただし、これは処理に時間がかかるため、現実には毎回毎回というのは難しいかもしれませんし、
「疑うとは何事だ!」
と、怒り出すお客さんも出てくるのを覚悟しておかなければなりません。
お店の中でルール決めをしておくのが良いでしょう。
「お金を取りに行く」と言ったまま逃げる。
レジでお金を支払う段階になって、
「あっ、ごめん、財布を車に忘れてきた。」
と言って商品を持ったまま店から出て、そのまま逃げてしまうというケースです。
ハイウェイカードを販売していた頃に何回か話題になった手口です。
金券類はすぐに財布などにしまえるため、一旦しまってから
「あっ!」
と言ってきます。
「そんなバカな・・・」と思うほど単純なのですが、意外にそのまま行かせてしまうそうです。
【対策】
お金を受け取ってから商品を渡すというクセをつけておけば問題ありません。
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