棚卸し

店の在庫には二つの側面がある。
一つは、理論上の在庫、もう一つが実際の在庫である。

理論上の在庫というのは、文字通り理屈のうえであるべき在庫のことであり、大まかに言えば
『前月繰越在庫+入荷商品-売り上げ-商品廃棄±値上・値下』
という図式になる。

対して、実在庫は店舗に実際にある在庫のことであり、この両者は基本的には同じでないとならない。

しかし、実際には、万引き内引き、検品処理のミス、売上登録のミス等、いろいろな原因で差額が発生するものである。

この差額を確定する作業が棚卸しであり、店頭の在庫をカウントしていく作業のことを実地棚卸しという。
棚卸しの差額のことを『棚卸しロス』といい、通常はマイナスの差額が出てくる。

棚卸し差額に対する考察としては、▲5万円以下が優秀、▲10万円以下が普通、▲20万円以下でオペレーション上のミスを疑い、▲30万円を超えると内部不正(内引き等)を疑う。
また、実在庫が理論在庫より多いということはあり得ないが(商品が勝手に増えたことになる)、実際は棚卸し業者のカウントミスや、廃棄処理のミス(実際より多くの商品を廃棄した)など、ミスがらみで発生することがある。
プラス差額のことを逆ロスという。

ちなみに、50万円を超える棚卸しロスというのは、アルバイトの不正ではまず不可能な数字であり、店長、オーナーなど、責任者クラスの人間による不正のことが多い。

本部にとっても棚卸しは重要であり、その差額があまりに大きいと、フランチャイズ契約の解除もありうる。

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