単品管理

セブンイレブンの鈴木敏文氏により世に広まった言葉。

発注時点でのさまざまな情報・・・例えば、商品情報(種類、味、食感、パッケージ、大きさ、価格、在庫数など)、来店客層、自店の販売動向、世間のニーズ、天候情報など・・・をもとに、利用シーンやターゲットとなる顧客を想定し、展開方法を決定し、それらに合わせて発注数を決めていく。
そして実際に販売してみて動向を分析し、さらに新たな仮説を立てて実施して・・・というサイクルを一品一品ごとに行なうことを単品管理という。

非常に手間のかかる作業であるが、これを行なう目的は、ただ一つ、発注精度の向上である。発注精度を継続的に向上・維持させていくためには、売れ筋と死に筋の見極めを的確に行なわなければならない。単品管理は、それを実現するための方法論である。

ただし、一品ごとに単品管理を実施していくというのは、相当の知的労働を伴う作業でもあり、以前によく見られた、オーナーやオーナーの奥さんだけで全ての発注をカバーするという状態ではまず不可能。そこで、そのあたりを考慮し、『発注分散』という手法が考え出された。これは、その名の通り、オーナー、従業員の区別なく、みんなで発注を分担しあうことをいう。

元は、アメリカの経営用語であったが、鈴木氏が日本に持ち込んで独自の発展を遂げ、現在では、アメリカに逆輸入される事態になっている。『単品管理』は、かのハーバードビジネススクールで講義として取り上げられ、鈴木氏は、そこで特別講演も行なっている。これはトヨタの『カンバン方式』に継ぐ快挙である。

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