コンビニ大リンク！

加盟者がコンビニフランチャイズチェーンに加盟する場合、契約の種類には大きくわけて３通りある。

一つは本部が土地、店舗を用意し、オーナーは商品や備品だけを負担するタイプ。Ｃタイプという呼称が一般的である。
この契約タイプは、オーナーの初期投資が少なくて済むというメリットがあるが、その分、チャージは高くなる。
オーナー募集広告には２００〜３００万円程度で開業できるとしてあるが、実際にかかる費用はそれプラス商品代金数百万円（本部による自動融資対象となる）があり、その他の諸雑費を合わせると、実際は７００万円〜８００万円程度が開業費用となる。

もう一つはオーナーが土地の賃料や店舗内装等の費用を負担するタイプ。Ａタイプと一般的には言われている。
この契約タイプは、オーナーの初期負担が２５００万円程度かかり、さらに毎月の土地賃料もオーナーの負担となるがチャージが安い。

そしてもう一つがいわゆる経営委託タイプ。これはオーナーというより、”雇われ店長”といったニュアンスである。
開業に関する負担も加盟金や保証金の類以外は全額本部、店舗運営に関する費用（商品仕入れ代金や人件費、廃棄等の経費）も基本的には全額本部負担である（予算枠が設定されているケースが多い）。
ある意味直営店といえる。
加盟者には委託料という名目の給料が本部から支給される。

本部としてはＡタイプ契約が一番ありがたい。チャージ収入は一番低いが、賃料負担も、内装負担もオーナー、建物を建てるのは地主ということで、将来に対するリスクがないのである。
逆に経営委託契約が最も嫌なパターンで、委託契約は、期間が数ヶ月〜数年程度と短期間に設定されているのが通常である。