トラブル対応例

冷機の故障

冷機の故障はさまざまなトラブルを誘発します。
基本的に、冷機の温度が上昇すると、冷機自身がそれを感知し、警報を鳴らすことで最悪の事態を予防するようにはなっています。しかし、機械のことですから、様々な要因により機能が作動しないことが稀ですがあります。
そういう場合にも対応できるよう、対応例をまとめてみました。

霜取り中かどうかの確認をする。
店の冷蔵・冷凍機械には、一日数回、除霜(霜取り)と呼ばれる機能が設定されています。
冷機というのは、冷たい空気(=冷気)を循環させて商品を冷やしているわけですが、継続して冷やし続けることで冷機内に霜が発生します。
その霜が大きくなってくると、冷気の循環を妨げてしまいます。冷気が循環しないので冷え具合が弱くなり、結果として温度上昇ということになります。
そこで、そういった事態をあらかじめ避けるため、霜を取る(というか、溶かす)時間が設けられているのです。
霜を取る時間中は、冷却力を抑制していますので、冷機の温度は上昇します。このタイミングで温度を見たら、『あっ!温度が高い!』ということになってしまうのですが、霜取り中の温度上昇は正常です。
バックルームなどに冷機の運転状況を確認するパネルのようなものがあるはずですので、そこで確認しましょう。

冷機メーカーのフリーダイヤルに連絡する。
温度がいつもより高いのに、霜取りランプが点灯してないのであれば、故障の可能性が高くなります。現在は、冷機メーカーが24時間体制でフリーダイヤルを設置しているはずですので、そこに連絡しましょう。連絡先は事務室の壁面や、操作パネル上に明記されています。わからなければ、オーナー、もしくは本部に連絡して指示を仰ぎましょう。

扉を開けないようにする。
故障したからと言って、冷機の扉を再三開け閉めしていては、冷気がすぐに逃げてしまい、温度があっという間に上昇してしまいます。
業者が来店して修理するにしても、1〜2時間はかかるのが普通ですから、できるだけ扉の開閉はやめましょう。
   『故障中につき、販売休止中です。扉の開閉はご遠慮ください。』
という貼り紙を開閉部分に貼るくらいの対応が必要です。また、オープンケースの場合は、ゴミ袋を切り開いて拡げ、それを冷気の遮断シートとして利用しましょう。

傷みやすい商品をウォークインなどに撤去しておく。
ウォークインなどが正常であればの話ですが、例えば、卵とかの生もの商品、温度変化に敏感なクリーム系のデザートなどを一時退避させておきましょう。

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