コンビニ開店は2月に急増
フランチャイズチェーン協会の統計資料を見ていると、面白いことに気付くことがあります。以下の一覧は、フランチャイズチェーン協会が集計したデータを元に、月別の出店数の上位を年別に抜き出したものです。
何月に出店が多いのか、はっきりとした傾向が出ています。
*1月〜12月が集計期間です。
【1999年】 年間で2682店増加
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【2000年】 年間で1712店増加
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【2001年】 年間で1024店増加
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【2002年】 年間で446店増加
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【2003年】 年間で781店増加
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【2004年】 年間で1188店増加
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【2005年】 年間で976店増加
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これには本部の決算が大きく関係しています。
大手3チェーン(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)も全て、2月が期末であり、2月末時点での店舗数なり売上なりがその年度の着地実績となります。ほとんどの本部は、出店予算をクリアするのに四苦八苦しており、出店可能な店舗については極力2月までに出店してその年の出店実績にしようとするのです。
出店に余裕のあった時代なら、
『今年度の出店予算はもうクリアしたから、3月以降に開店させて来年度の実績にしよう。』
などと悠長なことも可能でしたが、昨今は土地もオーナーもなかなかいないという状況です。
『先延ばしにして良いことなど何一つない。』
といわんばかりに、開店を急いでいるのが現状ではないでしょうか。
ちなみに、2月決算ということは、8月は中間決算期にあたりますので、2月と同じ理屈で、決算の中間発表に何とかいい数字を発表しようと、開店を急ぎます。
オーナーには何の関係もないことで、何となくサラリーマンの悲哀を感じてしまうような話ですが、この事情が元でトラブルになった事例もあります。
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年末〜年始の出店になりそうな人は注意しておいた方がいいかもしれません。